物語はハッピーエンドで

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【映画/アニメ】「機動警察パトレイバー the Movie」の感想。ネタバレなし

★★★☆

あらすじ

<ストーリー>
押井守監督による大ヒットシリーズ劇場版第1作。99年夏。何者かが仕掛けたコンピューターウイルスにより、都内各所で作業用レイバーが次々と暴走。警視庁特車二課第2小隊のはみだしポリスたちは、姿なき犯人を追ってメガロポリスを駆け抜ける。

作品情報

  • 監督:押井守
  • 原案:ゆうきまさみ
  • 原作:ヘッドギア
  • 出演者:古川登志夫/冨永みーな/大林隆介/榊原良子/井上瑤
  • 制作会社:スタジオディーン
  • 公開年:1989年

感想

30年以上前のアニメで、当時に見ていたら印象も感想もまた違うのでしょうけれど、今回初めてみた映画です。
マンガ版は未読で、パトレイバーシリーズもこれに合わせてOVAの『機動警察パトレイバー アーリーデイズ』を見ただけです。

物語は思った以上に渋い社会派ストーリーですね。
刑事たちの足で稼ぐ地道な捜査。新開発で壊されゆく古い家々。そして21世紀に向けての新しい時代。
原因不明の機械の暴走を探り当てようとするサスペンス調の展開。
渋い刑事ドラマかのような展開です。

ちょっと古さを感じるのは、ストーリーは渋いのにキャラクターはコミカル調なんですよね。
初期OVAの『機動警察パトレイバー アーリーデイズ』も基本はコミカル調でしたから、映画ではそれを控えめにさせてはいますが、個人的にはそこにアンバランスさを感じちゃいました。

公開の1989年ってWindows95はもちろん、Windows3.1もなかった時代ですよね。ネットもパソコン通信とかの時代で、この映画で登場しているPCもNECのPC-9801とかなんだろうなぁと思うと、その時代にコンピューターウイルスの驚異を物語にするって、凄いなぁとは思いますね。

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