物語はハッピーエンドで

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【映画】「情婦」の紹介。ネタバレなし

★★★★

あらすじ

富豪未亡人殺害の容疑者レナードは、敏腕の老弁護士ウィルフリッド卿に弁護を依頼する。しかしレナードの妻クリスティーネが証人として出頭、彼女の証言に法廷は驚愕する──!

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作品情報

  • 監督:ビリー・ワイルダー
  • 脚本:ビリー・ワイルダー/ハリー・カーニッツ
  • 原作:アガサ・クリスティ『検察側の証人』
  • 出演者:タイロン・パワー/チャールズ・ロートン/マレーネ・ディートリヒ
  • 公開年:1958年
  • 原題:Witness for the Prosecution

『情婦』(じょうふ、原題: Witness for the Prosecution)とは、1957年製作のアメリカ映画である。アガサ・クリスティの短編小説及び戯曲『検察側の証人』を原作とする法廷ミステリー作品で、脚本・監督はビリー・ワイルダー。原作は小説と戯曲で最後が変更されているが、この映画は戯曲に倣っている。

どんでん返し映画の古典的名作「情婦」のネタバレなし感想

物語を超簡単に説明しますと、とある男が殺人容疑で起訴されて、それを無罪にしようとする弁護士と、この事件の顛末の法廷劇です。

これは完全にネタバレ禁止のお話で、映画の終わりでも「結末は口外しないで下さい」と注意書きがされるほど、当時としても「どんでん返しの結末」の映画として有名だったようです。

ネタバレなしだと感想も書きづらい作品ですが、個人的には観て面白かったです。

ただ……「衝撃のラストシーン」とか「予想を覆すどんでん返し」とかでよく紹介されている映画ですが、正直なところ、そんなにラストに期待しすぎないほうがいいと思います。

確かに予想外の展開ではありましたが、あまりの急展開に、私はちょっと笑ってしまいまして😅 (注:笑うようなシーンではありません) 、ネタバレで詳しくは書けませんが、ラストに過度の期待は持たないほうがよいかと。

弁護士役の「チャールズ・ロートン」は、最初はデブの偏屈で嫌な男に思えましたが、後半は命を張って弁護人を守ろうとして格好良く見えてきたり、容疑者の妻役の「マレーネ・ディートリヒ」も非常にいい感じでした。

「どんでん返し」で有名になってますが、法廷劇としても普通に面白いですので、オススメの古典的映画です。

後は、邦題の『情婦』というタイトルが映画のイメージに合わないとよく言われているようでして、確かにちょっと狙いすぎた邦題という感じで、『情婦』という単語からくるイメージの映画ではないですね。
アガサ・クリスティの原作では『検察側の証人』というタイトルで、こちらのほうが映画のイメージにピッタリですね。