★★☆
あらすじ
湯の山温泉で旅館の番頭をやっていた寅さんは、旅館の経営をいっさい切り盛りしている未亡人・お志津に淡い慕情を寄せていた。そのお志津のために、お志津の弟・信夫と芸者・染奴の間も取り持った。しかし、お志津には心に決めた人がいることを知らされ失恋してしまう。
作品情報
- 監督:森崎東
- 脚本:山田洋次/小林俊一/宮崎晃
- 出演:渥美清/新珠三千代
- 公開年:1970年
感想
「男はつらいよ」シリーズの感想はコチラ
「男はつらいよ」の監督は全て山田洋次さんだと思っていたら、この三作目と四作目だけは別の監督とのこと。
初めて知りました。
今作の「男はつらいよ フーテンの寅」の監督は森崎東さんで、マドンナ役は新珠三千代さんです 。
私は映画通ではないので山田監督作品との違いとかはわかりませんが、今作の寅さんは、哀愁とはちょっと違う、滑稽さが目立っちゃっていて、しっくりとくる展開と終わり方ではなかったですねぇ。
なんといってもマドンナ(新珠三千代)との絡みが少なくて、 マドンナとの特別なイベントなども特になく、恋人がいたことを知ってただ去って行く寅さん。その別れの台詞もマドンナ本人には伝わらず、従業員が隠れて聞いているという始末。う~ん、ちょっと憐れさが際立っちゃうなぁ~