★★★★
あらすじ
ちょっと残念な女子が集う、さいのたま女子高校。だいぶ偏差値が足りない田中(通称バカ)と、BLに傾倒する菊池(通称:ヲタ)、無表情な才女・鷺宮(通称:ロボ)。
彼女達とその周りに生息する色とりどりの仲間たちが、今しか生きられない “女子高生”を無駄に浪費する、必笑の日常学園コメディ──!!!
作品情報
- 作者:ビーノ
- 出版社:KADOKAWA
- 発表期間:2015年12月~
- 巻数:既刊9巻(2021年10月現在)
『女子高生の無駄づかい』(じょしこうせいのむだづかい)は、ビーノによる日本の漫画。略称は『女子無駄』。元々はビーノが『ニコニコ静画』に投稿していた作品であり、好評を受けて2015年12月4日よりKADOKAWAのウェブコミック配信サイト『ComicWalker』にてリメイク版が商業連載化。『ニコニコエース』での連載を経て、現在は『コミックNewtype』(KADOKAWA)にて連載中。
「女子高生の無駄づかい」の感想
三巻出た頃に一度連載が打ち切られ、その後読者からの支持で約半年後に復活!そして約1年後にはアニメ化されてヒットしたという、珍しい経歴をもつ漫画です。
内容は日常系ギャグマンガ。
ただしストーリーで笑わせるのではなく、個性的、というか、奇人変人なキャラクターが変な事を言ったり変なことをやったりすることで笑わせるタイプのギャグマンガですので、好き嫌い・合う合わないはハッキリと分かれると思います。人によっては何が面白いのかさっぱり分からない、という人もいるでしょう。
絵柄も癖がある、というか味のある😀絵ですので、気に入るとこの独特の感じが「魚の肝」のようにクセになって好ましく感じるのですが、合わない人には徹底的にダメでしょうね…
基本は、おバカなノリと展開で笑うギャグ漫画ですので、おバカなキャラによるおバカな話、とかが好きな人にはオススメです。
アニメ版とTVドラマ版「女子高生の無駄づかい」
アニメ版で人気に火がついたところがありますので、アニメ版は原作に忠実な感じで、非常に良く出来ています。 アニメ版、漫画版、どちらを先に見ても問題ないと思いますし、片方が気に入れたならもう片方もすんなりと入れると思いますね。
アニメ版はオススメです。
テレビドラマ版は、2020年に岡田結実さん主演で全七話で放送されました。
これを聞いたときは、無茶するなぁ~と思いましたが😅
マンガ原作の実写版は失敗率が高いのに、まして奇人変人な役って演技が上手くないと「寒く」感じてしまいますからね。内容的にも役的にも難しいドラマだなぁと思います。
観てみますと、意外と(失礼😅)面白かったです。
最初はやっぱり原作と比較してしまうので違和感バリバリなのですけれど、見ていくうちに馴染んでは来ました。
原作にはないオリジナルキャラやオリジナルシナリオの賛否や、実際にちょっと「寒く」なるギャグシーンとかもありますし、素人目にみても演技が上手いとはいえない部分はありますので、べた褒めは出来ないですけれど、このドラマにするには難しそうな題材でよくやったなぁと、存外楽しめました。
少なくても原作と同じでないと満足できない、原作至上主義の人は観ないほうがいいですね。