★★★☆
あらすじ
トゥルーマンは平凡な生活を送る男。ある偶然から彼は自分の“普通”の暮らしに違和感を覚え始めるが、
まさか自分の人生そのものがリアリティー番組として世界中に放送されていることに気づくはずもなく……。
作品情報
- 監督:ピーター・ウィアー
- 出演者 :ジム・キャリー
- 公開年:1998年
- 上映時間:103分
感想
これはまた好き嫌いがわかれそうな映画ですね。
物語を超簡単に説明しますと、普通に平凡に暮らしていた主人公トゥルーマン(ジム・キャリー)であるが、しかしその生活はすべて録画されて世界中に放映されている。自分以外は全て役者であり、街ごとテレビセットなのであった。
ある出来事を境に違和感を感じ始めた主人公トゥルーマンは……
事実と思っていた生活が実は虚構だったというお話ですが、「トゥルーマン」というひとりの人物を、本人に知らせずに24時間放送する見世物にしていますので、その設定をリアルに考えてしまいますと、どう見ても非人道的であり、この状況を不自然と思っていない制作者や視聴者に、不快感を抱いてしまうかもしれません。
ただこの「設定」を考えるととても怖いお話ではあるのですけれど、全体的にはサスペンスな物語ではなくて、そんな環境の中で真実を知ろうとする平凡な人「トゥルーマン」の物語。