★★★
あらすじ
岩戸島に遭難した飛行士によって、ゴジラとアンキロサウルス、通称アンギラスの闘いが目撃された。対策本部はゴジラを監視下に置き、本土上陸を阻止しようとする。しかし、脱走した囚人が起こしたコンビナートの火災が、ゴジラを大阪に誘導してしまう。そしてゴジラを追って、アンギラスも姿を現わした。
作品情報
- 監督:小田基義
- 出演者:小泉博/若山セツ子/千秋実/志村喬
- 公開年:1955年
- 上映時間:82分
前作『ゴジラ』のヒットを受けて制作されたシリーズ第2作。2代目ゴジラに加え、新怪獣アンギラスも登場。ゴジラが別の怪獣と戦う最初の映画であり、「怪獣同士の対決」という日本の怪獣映画の流れを決定付けた作品である
感想
初代『ゴジラ』は重厚なドラマの傑作怪獣映画で、何度か見たことはあったのですが、2作目「ゴジラの逆襲」となると、怪獣アンギラスの初登場と言うこと以外何も知らなかったので見てみました。
この作品によって『怪獣プロレス』が始まったとのことで、大阪城を崩壊させるゴジラvsアンギラスの対決など面白かったです。
アンギラスのほうが性格的にゴジラよりも凶暴で、ゴジラを追ってアンギラスのほうが喧嘩をふっかけてきたのが面白い。
ただ人類側としては、ゴジラを倒せる唯一の武器「オキシジェン・デストロイヤー」がもう使えず、ゴジラを倒す手段がない!? という割にはいまひとつ緊迫感が伝わってこなかったのは残念。
物語的に、主役の二人が海洋漁業のパイロットで、本来はゴジラを倒す立場ではないのに、ちょっと強引に物語に絡めちゃったって感じはしました。
Toho Company Ltd. (東宝株式会社, Tōhō Kabushiki-kaisha), © 1955 - scan of movie poster by Toho Company Ltd. (東宝株式会社, Tōhō Kabushiki-kaisha), パブリック・ドメイン, リンクによる
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