物語はハッピーエンドで

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【映画】「お葬式」ネタバレなし

★★★★

あらすじ

CFの撮影中に突然、妻・千鶴子の父の訃報を知らされた俳優・井上侘助。
ふたりの息子と共に、妻の両親が暮らしている別荘へ駆けつけたのはいいが、葬儀の心得がない。
彼らは葬儀屋の指導を仰ぎつつ、この重大な局面を乗り切ろうとするが…。
通夜、葬儀、出棺、そして火葬…。
3日間にわたる“儀式”の過程をユーモアを交えつつ描く、監督・伊丹十三の記念すべき第1回作品。

作品情報

  • 監督、脚本:伊丹十三
  • 出演者:山﨑努/宮本信子/菅井きん/大滝秀治
  • 公開:1984年
  • 上映時間:124分

公開当初は不謹慎な題材を扱っていたとして期待されなかったが、予想を覆すヒットを記録。結局はATGの親会社である東宝の番線に乗って全国公開となった。日本アカデミー賞を始めとする各映画賞を総なめにした。 

感想

伊丹十三初監督作品。

ずいぶん昔にテレビで見たことある映画なのですが、その時は外でのS◯Xシーンの記憶しか残ってなくて、今見てもやっぱり外でのS◯Xシーンのインパクトは強烈でありました😅

基本的にはコメディですが、すごく大笑いするようなものではなくて、あるあると言いたくなるような、クスッとした笑いが多いです。亡くなってからお葬式までの三日間を、淡々ととそして生々しく描いている感じでその生々しさに面白みがあるという具合です。物語的には起伏がなく、ストーリー性を期待しちゃうと退屈を感じてしまうかもしれないですが、家族とか夫婦というものをしんみりと考えたくなるような、そんな映画でした。