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【マンガ】「1日外出録ハンチョウ」の紹介。ネタバレなし

★★★☆

概要

『1日外出録ハンチョウ』(いちにちがいしゅつろくハンチョウ)は、原作:萩原天晴・漫画:上原求、新井和也・協力:福本伸行による日本の漫画。略称は『ハンチョウ』。『ヤングマガジンサード』2016年No.3に読み切りが掲載されたのち、『週刊ヤングマガジン』にて2017年4・5合併号より連載中。キャッチコピーは「カイジの飯テロスピンオフ作品」。

作品情報

  • 原作・原案:福本伸行(協力)、萩原天晴
  • 作画:上原求、新井和也
  • 出版社:講談社
  • 発表年:2017年~
  • 巻数:既刊12巻(2022年3月現在)

感想

福本伸行の『賭博破戒録カイジ』に登場する大槻(おおつき)班長を主人公としたスピンオフ作品。

スピンオフ作品には原作を知らなくても問題ない作品はありますが、この作品は原作ありきのスピンオフ漫画で、原作である『賭博破戒録カイジ』を読んでいないと、少なくても最初の状況は理解しづらいマンガだと思われます。
(ちなみに『賭博破戒録カイジ』は『賭博黙示録カイジ』の続編)

状況を超簡単に説明しますと、借金を返せないクズどもは地下にあるの強制労働収容所(笑)に収容される。そこではペリカという独自の通貨が支給され、高額のペリカを支払えば「1日外出券」というものが貰える。その「1日外出券」を使って、外の世界を満喫する、というお話です。

本作の主人公である大槻は、強制労働収容所のE班の班長という立場であり、 原作の『賭博破戒録カイジ』では悪者のキャラクターです。悪者と言っても小悪党という感じですけれど、なかなか印象に残るいいキャラです。カイジを読んでない人は是非読んで貰いたいです。

さて、その大槻たちが、「1日外出券」で外の世界をどのように過ごすか、という漫画でして、B級グルメに舌鼓をうったり、友人宅でダラダラすごしたり、ある意味それだけの漫画で、何が面白いのかと聞かれると答えるのが難しいのですけれど、「孤独のグルメ」的な面白さ、とでもいいますか、すっごく笑えるほど面白いというわけではなくて、こういう休日もいいなぁと思わせるような面白さなんですね。

若い20代の人よりも40代くらいの人のほうがこの面白さは分かってくれるのでは、という気がいたします。

初期の頃は「飯テロスピンオフ作品」と呼ばれていたようですが、確かに初期はグルメネタが多めですが、飯テロというほどグルメメインの漫画ではないですね。
それよりも、大人(中年男性)の休日の過ごし方マンガ、と言うほうがしっくりきます。

現在(2022/03/02)では、Amazonのkindleで1巻が無料のようです。

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