物語はハッピーエンドで

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【ラノベ】「やはり俺の青春ラブコメはまちがっている。」の紹介。ネタバレなし

★★★★

―青春は嘘で欺瞞だ。リア充爆発しろ!

ひねくれ者故に友達も彼女もいない高校生・八幡が生活指導の先生に連れてこられたのは、学園一の美少女・雪乃が所属する「奉仕部」だった――。

さえない僕がひょんなことから美少女と出会ったはずなのに、どうしてもラブコメにならない残念どころか間違いだらけの青春模様が繰り広げられる。
俺の青春、どうしてこうなった?

作品情報

  • 著者:渡航
  • イラスト:ぽんかん⑧
  • 出版社:小学館
  • 刊行期間:2011年 ~ 2019年
  • 巻数:17巻

『やはり俺の青春ラブコメはまちがっている。』(やはりおれのせいしゅんラブコメはまちがっている)は、渡航による日本のライトノベル。イラストはぽんかん⑧が担当。2011年3月から2021年4月にかけて全18巻(本編14巻、外伝4巻)がガガガ文庫(小学館)より刊行された。略称は「はまち」。通称は「俺ガイル」。

やはり俺の青春ラブコメはまちがっている。 - Wikipedia

感想

発行部数1000万部を突破した大ヒットラノベ。
現在も新刊は発売されてますが物語自体は17冊目の第14巻で完結しています。

とても大人気のラノベですが、スタート時と後半とでは、だいぶ様子が変わっていきますね。

スタートは、ボッチで性格がちょっと(だいぶ)ねじ曲がった主人公(でも悪い人ではない)と、美少女で頭脳明晰であるが同じくボッチで超毒舌のヒロイン(でも悪い人ではない)+ちょっと天然のあるギャル系ヒロイン(いい子)たちが織りなすラブコメディ。

主人公(比企谷八幡)のひねくれた感性とヒロイン(雪ノ下雪乃)の毒舌が面白い、いかにもラノベという感じの、コメディ色強めの物語でした。

しかし中盤以降はは、ネタバレなしだとなんと言ったらいいのだろう…少々抽象的なテーマで考えさせられるような場面が増えていき、初期の頃の軽快な笑える雰囲気は減っていって、少し重たいというか、モヤモヤっとした青春小説のような展開になっていきます。
自分には文学とは何かなんて分からないですけれど、「俺ガイル」の後半はラノベというよりも、なんだか「文学」っぽい抽象的な表現がよく出てくるんですよね。

ここで大きく好みが分かれる感じがします。
後半の青春群像劇が気に入ってる人は「俺ガイル」を最高傑作と評価している人は多いようですし、前半のコメディタッチが好きな人や後半の展開が腑に落ちない面を感じてる人には、色々と言いたい事が湧き上がる最終展開、となるようです。

後半は何度も発売延期になったりで作者さんも物語をまとめ上げるのに相当苦労したのだろうなぁというのが感じ取れます。たぶん「本物」という言葉が間違いの根源なのでしょうね。

「やはり俺の青春ラブコメはまちがっている。」はdアニメストアで動画配信中(2022年3月現在)

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