物語はハッピーエンドで

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【映画】「男はつらいよ 私の寅さん」(第12作)

★★★

あらすじ

とらや一家が九州旅行へ出発する前日、寅さんが帰って来た。隠しだてされてムクれる寅さんだが、結局淋しく梅太郎と留守番をすることになった。それから数日後、小学校の級友・文彦に再会、懐かしさのあまりに悪酔いし、文彦の妹・りつ子の家で彼女の大切なキャンパスを汚して追い返された。翌日、とらやへ謝罪に来たりつ子と意気投合、互いが病気のときにお見舞いへ行き来する関係になった。しかしりつ子は絵を生涯の伴侶として生きていくつもりで、寅さんとは一生友達としてつき合っていきたいと語るのだった。

作品情報

  • 監督:山田洋次
  • 脚本:山田洋次/朝間義隆
  • 出演者:渥美清/岸恵子/前田武彦/津川雅彦
  • 公開年:1973年
  • 上映時間:107分

感想

「男はつらいよ」シリーズ12作目「私の寅さん」。今作のマドンナは岸恵子さんです。

男はつらいよも通しでみていると、意外とパターンを変えていることがわかります。

今作ではいままでにないパターンがいくつかありましたね。

たいがい寅さんは中盤あたりでおいちゃんたちと口げんかして旅に出て行くのですが、今回はおいちゃんたちが旅行で出かけて寅さんはお留守番。寅さんが一度も途中で旅にいかないのは初めてな気はします。

そして今回は珍しくマドンナからはっきりとフラれますね。いつもは自分から身を引くことが多いですからね、寅さんは。

ちょっと哀愁を感じる終わり方はよかったです。


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