物語はハッピーエンドで

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【映画】「タンポポ」感想。ネタバレなし

★★★☆

あらすじ

タンクローリーの運転手ゴローは立ち寄った街道のラーメン屋でピスケンと大喧嘩。
店の女主人タンポポに介抱される。
実はゴローは大のラーメン通。
彼はさびれたこのラーメン屋を立て直すべくタンポポを特訓。
究極のラーメン作りに乗り出す…。
西部劇『シェーン』を彷彿させる設定で“ラーメン・ウェスタン”としてニューヨーク、パリなど海外でも大ヒットを記録。
食べ物が出てくるシーンは60シーン、出てくる食べ物は100種類を超える「食べ物の映画」でもある。

作品情報

  • 監督:伊丹十三
  • 脚本:伊丹十三
  • 出演者:山﨑努/宮本信子/渡辺謙/役所広司
  • 公開年:1985年
  • 上映時間:115分

感想

んんー、ちょっとよく分からないとういうか、苦手なタイプの映画でしたねー…

メインストーリーは、寂れたラーメン屋に偶然立ち寄ったゴロー(山崎努)が、店主(宮本信子)に頼まれて、ラーメン屋を再見させる、というやつで、ここはシンプルで分かり易い物語なのですけど、合間合間にメインストーリーとは関係がないお話が入り込んで、これがよくわからないくて、この手のタイプの映画は2回以上観ないとよくわからないのですよね。

それぞれのショートストーリーにはそれぞれのテーマや意味があるのでしょう。食に対する皮肉とか、あと役所広司さんの卵黄の口移しのシーンなどは「食と性欲」みたいなテーマがみんな何かあるのでしょう。でもメインストーリーとは直接関係ないから、初見では何だこれ?ってなってしまうのです。

たとえば、タランティーノ監督の「パルプ・フィクション」とかが好きな人ならこの「タンポポ」も気に入るんじゃないかな、という気はいたします。