物語はハッピーエンドで

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【映画】「男はつらいよ 柴又慕情」(第9作)

★★★☆

あらすじ

妹夫婦の不吉な夢を見て柴又へ戻った寅さんだったが、自分の部屋が貸間になっているのにむくれ、下宿探しを始めた。が、案内されたのがとらやで、しかも手数料を不動産屋に請求されたから大喧嘩。旅に出た寅さんは金沢で三人娘・歌子、マリ、みどりに出逢い一緒に観光した。その後、柴又で三人娘に再会、それから遊びに来るようになった目元の美しい歌子に熱を上げ始めるが、歌子には好きな青年がいて、小説家の父と二人暮らしのために悩んでいた。しかし、さくらの助言で歌子は結婚を決意、寅さんはまた失恋してしまった。

作品情報

  • 監督:山田洋次
  • 出演者:渥美清/倍賞千恵子/吉永小百合/松村達雄
  • 公開年:1972年
  • 上映時間:108分

感想

「男はつらいよ」シリーズ9作目「柴又慕情 」。今作のマドンナは吉永小百合さんです。
これまでの「男はつらいよ」感想はこちら

luvsky.hateblo.jp

今作からおいちゃん役が森川信さんから松村達雄さんに変わったのが大きな変化ですが、雰囲気はずいぶんと変わりますね。おいちゃんという存在が「寅さん」には欠かせられないというのがわかります。

まぁそれはともかく、これまではサブストーリーがあって、それプラス寅さんの恋愛模様という感じでしたが、今作ではほぼ寅さんと吉永小百合さんとの話だけで進んでいく感じでした。

吉永小百合さんの可憐さは堪能出来たものの、物語的には寅さんがいつも通りにフラれただけの展開で終わっちゃって、人情話的なのがあまりなかったのは少し物足りなかったですね。


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